ファビット岡山問屋町では、不定期で無料の勉強会を行なったり、また代表池田が経営に役立つと思った情報を会員専用のコミュニティチャットで適宜シェアしたり、ということを行なっています。
どんな情報をシェアしているか、こちらのコラムでも少しご紹介していければと思います。
本日はグーグルマップとマイビジネスアプリの活用についてです。
ブログ記事形式で長文ですが、皆様のビジネスにとって凄く有益な情報だと思いますのでぜひお読みください。
目次
①グーグルマップ&マイビジネスは無料で絶大な集客力を誇る最強のツール
1-1 今後エリアの検索は「マプる」が主流になる
1-2 どうやって登録するの?
1-3 マイビジネスを使いこなす
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①【グーグルマイビジネスは無料で絶大な集客力を誇る最強のツール】
1-1 今後エリアの検索は「マプる」が主流になる
飲食店検索では既に定番ですが、エリアを絞って特定の店舗や会社を探す際の検索は、今後その多くがグーグル検索からグーグルマップ検索へと移行していきます。
理由は簡単で「圧倒的に便利過ぎて必然的にみんなが使うようになるから」です。
例えば近隣で何かお店やサービスを探す場合、自分の位置情報を中心に「ジム」「税理士」「エステ」「マツエク」「経営コンサル」「WEB製作」「リフォーム」などと入力すると、そのエリアの該当登録店舗が出てきます。
出てきた情報をクリックすると、住所、電話番号、営業時間、写真、WEBサイトへのリンク、など様々な情報が取得できます。
単純に施設の電話番号を探したい時も、HPだと電話番号に辿り着くまでに凄く時間がかかる場合もあり、皆さまも自然と検索結果のグーグルマップのほうをクリックする事が多くなってきていませんでしょうか?
この便利さを一度味わうと、マップ検索がやめられなくなります。
若者の間では「マプる」という言葉が当たり前のように使われています。
そしてグーグルマップはグーグル検索と連動しているので、グーグル検索の検索結果のページ上部にグーグルお勧めの店舗がマップとして3件表示されるようになっています。
ここをクリックしてもらえれば同時に口コミも見てもらえます。
※この上位3件への表示の基準は公開されていませんが
察するに
・検索者の現在地に近いこと
・◯◯岡山というローカルワード検索の際に、登録の市外局番と一致しているか
・登録カテゴリと検索ワードが一致しているか
・ビジネスの説明欄のワードと検索ワードが一致しているか
・企業情報が空欄なく埋まっているか
・口コミの数
・口コミの評価
・口コミを書いている人の信用度
・口コミへのオーナーからの返信率、返信スピード
・写真の枚数
・写真を投稿している人数
・投稿者の信用度
・検索実績
・ナビ案内実績
・マイビジネスからのイベントや特典の投稿頻度
・マイビジネスからの投稿の閲覧数
等が上げられ、一言で言うと「全部やりましょう」となります。
まだまだまともに登録が出来ていない店舗が多い中、もし皆さんのページが充実していれば上位表示は比較的イージーでしょうし、業種によってはそのエリアで一人勝ちする事も可能だと思います。
私も普段何かサービスを探すときにグーグルマップで現在地から「焼鳥」「形成外科」「内科」などと入れて検索します。
※地図上でエリアを絞って検索するため「岡山」と入れる必要もありません。
そして出てきた店舗の口コミを読みます。
口コミがゼロの店には行かない、低評価が多いところにも行かない、写真がない店は優先順位が下がる。
反対に写真や高評価の口コミが充実していれば、それだけで行きます。
人の心は人の意見に左右されやすいので、いい評価が書かれていれば行きたくなりますよね。
「マプる」と言ってるスマホネイティブ世代が今後高校大学を卒業し消費者になっていく訳ですから、今後は更にマップ対策が必然になる、という事ですね。
ちなみにマップ検索が主流になるもう1つの理由が、「Google社がマップ検索を推奨しているから」ですね。
ローカル検索の場合、いつのまにか検索結果の1番上(広告枠のすぐ下)にグーグルマップが出てきている事にお気付きの方も多いと思いますが、今やオーガニック検索の1位よりもマップのほうが上に表示されるという状況です。
これはいかにグーグルが地図の世界を本気で取りに来ているかの表れですね。
今や世界の検索エンジンだけでなく、あらゆるものを牛耳ろうとしているグーグルが、既に牛耳ったと言っても過言ではない【地図】という分野。
ただの地図ではなく、お店や会社一件一件のデータが詰まった地図の資産価値は計り知れず、しかもそのデータを入力するのはグーグルではなく、時にビジネスオーナーであり、時にローカルを主としたその利用者となります。
膨大な量の情報を、世界中の人々がグーグルに変わって無料でデータ入力するという状況は、人件費に換算すると一体いくらになるんでしょうか。
今後更に多くの人が登録しレビューする事で更に使い勝手が良くなり、より多くの人が新たに使い始め、更に多くのデータが集まります。
こうして毎日全国各地で情報のアップデートが行われ、いずれ誰もが利用するツールへとなっていくのは明らかです。
そうなるようグーグルは仕向けていますし、事実その流れを世界中のユーザーが登録を手伝いながら後押ししています。
店舗情報の充実と併せて道路のストリートビューと店内の360度ビュー、今後はVRにもなるでしょうし、よりリアル近付いていくツールであり、一企業がこの流れに抗うのは賢明ではないですよね。
※余談ですが、そういう意味ではこの流れにNOを突きつけて自国からグーグルを排除し、独自の検索エンジンとWEBマップを作り10億人の自国民に浸透させた中国という国は凄いですね。
良くも悪くもGAFAに牛耳られなかった中国は、その分海外に出ていこうとしていたお金が自国内で回るという事でもあります。
1-2 グーグルマップにはどうやって登録するの?
マップの店舗情報は「マイビジネス」にて管理します。PCが管理しやすいですが、スマホのマイビジネスアプリでも十分更新は可能です。
まずはグーグルマップやマイビジネスにてご自身の登録があるか確認してみてください。
ない場合は自分で作ればよいですが、すでにグーグル側がマップから情報を吸い上げて登録してくれている場合は、そのビジネスのオーナーであるというボタンを押し、認証を受ける必要があります。
ビジネスオーナーである事の認証には電話かハガキでの認証が必要です。
私の場合は電話認証が出来なかったので、時間はかかりましたがハガキを送ってもらいました。※本人認証のため受け取り証明の必要なハガキがマップの登録住所に送られてきます。
ここで大切なのは、認証がめんどくさいからといって自分で新たに同じ住所でビジネスを作らない事です。
それをすると今後同じ住所で同じお店が重複する事となり、検索しずらくユーザーにとって不利益となってしまいます。
1-3 マイビジネスを使いこなす
無事認証が終わりましたらどんどん情報を入力していきましょう。
・企業情報を空欄なく埋める
・営業時間や休日の修正
・口コミへの誠意ある返信
・写真の登録
・360度店内ストリートビュー登録
・マイビジネスからのイベントや特典の投稿
等々、出来る限り情報を多く入れましょう。
写真の登録時、オーナー側でどうしても入れたい写真(カメラマンに撮ってもらった宣材用など)はご自身で登録してもいいですが、評価が高くなるのはユーザーからの投稿といわれています。
管理画面を触り続けていると(出来ればPCから)出来ることが沢山ある事に気付くと思います。
特にイベントや特典、進捗情報の更新をすると、グーグルでの検索ページにその画像が出てくるようになります。
画像クリックで任意のページに飛ばすことが出来ますので、今見てもらいたい情報へ誘導する為の動線がひとつ増える事になります。
ここで動画も投稿していけば、グーグルがマップと同様に力を入れているYouTubeとの関連で、検索時の動画露出にも今後繋がっていくでしょう。
以上、施設側がグーグルマップ&マイビジネス対策をすべき理由です。
次回は、グーグルマップのレビューについて掘り下げたいと思います。